高齢化社会の日本では、高齢者と同居をしており認知症介護をしているというご家庭も多いことでしょう。誰もがなりえる認知症を早期に発見するためには、日常生活における言動に注意を払うことが大切です。少しでも「いつもと違うな」と感じたら、認知症のサインかもしれません。
「同じことを何度も聞く」「食事をしたかどうかが思い出せない」 「物をしまった場所が分からない」など、直前の行動を思い出せなくなるのは記憶力の低下によって起こります。しかし、人間は年齢を重ねると「物忘れ」が多くなります。そのため、認知症の症状なのか老化による物忘れなのか判断が難しい場合もあります。違いを見分けるポイントとしては、行動の一部分を忘れているのか行動を丸ごと忘れているのかという部分です。「何を食べたか」を忘れることは物忘れと言えますが、「食事をした」ことを忘れてしまっている場合は認知症を疑った方が良いかもしれません。
認識力が低下すると現れる症状には、「日時や曜日が分からない」 「自分のいる場所が分からない」「知人の顔が分からない」といった症状があります。外出先で自宅への帰り道や現在地が分からなくなってしまうことは、とても危険なことです。このような症状が現れるようになったら、一人での外出はなるべく避けるようにしましょう。 また、外出時には万が一に備えて身分証を携帯することで第三者によるサポートも可能になります。危険だからと言って外出を禁止するのではなく、認知症介護を行っているデイサービスなどの施設を利用してリハビリを積極的に行うことで、在宅生活の訓練にもなりますのでおすすめです。
「買い物にお札ばかりを出す」「人違いが多い」「夏に冬物を着たり冬に夏物を着たりする」といった適切な判断ができなくなるのも、認知症の兆候と言われています。財布の小銭が増え続けたり、チグハグな服装で出かけようとしたりといった行動が目立つようになってきたら、認知症の兆候と捉えて良いでしょう。買い物の際には一緒に小銭を数えながら会計をしたり、「その格好では寒いよ」と声掛けをしたりして着替えを促すなど家族のサポートが重要になります。
ゆめ工房では、デイサービスを通して認知症の方や認知症介護にお悩みのご家族をサポートしております。リハビリを行うだけではなく入浴施設も完備しておりますので、自宅での入浴が困難な方にも便利にご利用いただけます。費用や施設の詳細など分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。送迎を行っていますので、和泉市や貝塚市周辺地域の方もぜひご利用ください。
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